「白髪が増えてきたのは年のせい」——そう思っている方は多いのではないでしょうか。
もちろん加齢は白髪の一因ではあります。しかし実は、年齢に関係なく白髪を招いてしまう原因があることをご存知ですか?
それが「現代型の栄養不足」、なかでも「ミネラル不足」です。
カロリーは足りていても、栄養は足りていない
現代人は、カロリーとしては十分な量を摂れている方がほとんどです。ところが、髪の色素やカラダをつくるのに必要な栄養素が、極端に不足している方が増えています。
思い当たることはありませんか?
- 忙しくて、手っ取り早くお腹を満たせる菓子パンやスナック菓子で食事を済ませてしまう
- 外食が多く、ラーメンや丼ぶりなど炭水化物に偏ったメニューを選びがち
- コンビニ食が多く、同じようなメニューの繰り返しになっている
こうした食生活は、知らず知らずのうちに「ミネラル」という栄養素を大きく不足させてしまいます。
髪を黒くする仕組みと、ミネラルの関係
髪の毛は「ケラチン」と呼ばれる、18種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質でできています。そして、その中の一つ「チロシン」が、髪を黒くする色素のもとになります。
このチロシンを黒くする働きを持つのが、「メラノサイト」という色素細胞です。メラノサイトの中では「チロシナーゼ」という酵素がチロシンを黒く変化させているのですが、この酵素をしっかり働かせるために欠かせないのが、ミネラルなのです。
つまり、
ミネラル不足 → 酵素がうまく働かない → 黒色素がつくられない → 白髪になる
という流れが起きてしまいます。
髪だけでなく、カラダ全体にも関わるミネラル
ミネラルは、髪を健やかに育てるだけでなく、歯や骨をつくる、カラダの機能を正しく維持する、といった重要な役割も担っています。例えばカルシウムが不足すると骨粗しょう症につながることがありますし、マグネシウムが不足すると湿疹やイライラの原因になることもあります。
必須ミネラルは16種類
生命活動に欠かせない「必須ミネラル」は、以下の16種類あります。
マグネシウム、ナトリウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素
このうち、特に髪の黒色素づくりに欠かせないとされるのが、カルシウム・マグネシウム・鉄・銅などです。
現代人の多くは、自覚のないまま糖質や脂質に偏った食事をしており、これらのミネラルが不足しがちな食生活になっています。
まとめ
白髪が増えてきたと感じたとき、「年齢だから仕方ない」で片付けてしまう前に、一度食生活を振り返ってみることをおすすめします。菓子パンや麺類、丼ものに偏っていないか、ミネラルを含む食材をしっかり摂れているか——見直すだけでも、髪への向き合い方が変わるかもしれません。